ライバルという名の友人・集中して勉強するために
たいていの場合、どうして友達というものを作っているかというと、
「一緒にいて楽しいから」という理由からだと思います。
もちろん、良いことでしょう。
また、一方で、それこそあまり会う仲ではないですが、
お互いの生き方を見て、「あぁあいつはこんなにも頑張っているんだ」と
刺激を受ける場合もあります。これがいわゆるライバルの存在なのですね。
ライバルというと、その人を倒すイメージを持っていないでしょうか。
しかし、こと勉強に関する限り、ライバルというのは相手を負けさせる
性質のものではありません。相手の勉強の成果を見ることで、
自分が目標を立てる指標となったり、その逆になったりで、
お互い、受験なら「勝ち」を目指すことができる大変素晴らしいものです。
そして人生においてもそれは同じことなのです。
僕も含めですが、進学校という環境の中では、自分より頭の良い人間も
いっぱい存在していました。その中で自分がなりたい理想像のような
人もいました。彼にコンプレックスを抱くと同時に、彼のように頑張ろう!と
いう気持ちにもなりました。彼とは何年かに一度会うような仲であり、
向こうは僕のことをそう思ってないかもしれないかもしれませんが、
僕から見れば、生涯の目標であり、最良の敵なのです。
自分の理想像・・・どういう自分でありたいか、
明確なビジョンを持ってみてください。これは何も勉強に限った話ではありません。
そういったビジョンを持てる意味でも進学校に入る意味は大いにあるでしょう。