中1理科はこれで完璧!5分で分かる解説付き問題集


岐阜県公立高校入試問題・中1理科の問題集

次の実験1〜3を行った。1〜6の問いに答えなさい。

 

岐阜県公立高校入試問題・中1理科の問題集

 

〔実験1〕 円を30度間隔に区切って線を引いた記録用紙の中心に,半円形レンズの平らな面の中心を合わせて置き,光源装置から半円形レンズの平らな面の中心に光を当 て,光の進む道すじを調べた。図1は,ななめに入射した光と半円形レンズの中に入って進んだ光の道すじを表したものである。

 

〔実験2〕 打ち上げ花火をビデオカメラで撮影して再生し,光と音の速さについて調べた。打ち上げ花火が開くのが見えてから音が聞こえるまでに6秒かかった。

 

〔実験3〕 図2のように,おもりをつるして張ったモノコードの弦をはじいた時の音の高さが,「弦の振動する部分の長さ」,「弦の張り方の強さ」,「弦をはじく強さ」のそれぞれの条件と関係しているかどうかを調べた。

 

1 実験1で,光の多くは,半円形レンズの中に入って進んだが,一部は,空気とレンズの境界面で反射した。反射した光の進んだ道すじを図にかきなさい。

 

2 実験1で,光の入射する角度を変えると,半円形レンズの中に入った光の進む道すじはどうなるか。次のア〜エから1つ選び,符号で書きなさい。

 

岐阜県公立高校入試問題・中1理科の問題集

 

3 実験2で,撮影した場所から花火が開いた場所までの距離はおよそ何kmか。ただし,音の伝わる速さは約340m/秒とする。

 

4 実験2の打ち上げ花火と同じように,光が見えてから音が聞こえるまで少し時間がかかる身のまわりの現象を,1つ簡潔に書きなさい。

 

5 実験3で,モノコードの「弦の張り方の強さ」を変える方法を簡潔に説明しなさい。

 

6 実験3で,音の高さに関係していない条件はどれか。次のア〜ウから1つ選び,符号で書きなさい。

 

ア 弦の振動する部分の長さ イ 弦の張り方の強さ ウ 弦をはじく強さ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解きましたか?それでは解答です。

 

岐阜県公立高校入試問題・中1理科の問題集
1 右図  2 ア  3 2(km)  4 かみなり

 

5 つるしてあるおもりの質量を変える。  6 ウ

 

1 光が反射するときは,入射角と反射角が等しくなるようにはね返る。

 

2 光が空気中からガラスや水などの中に進むとき,その道すじは境界面から遠ざかるように屈折する。つまり,屈折角が入射角より小さくなるように屈折する。

 

3 距離(m)=速さ(m/秒)×時間(秒)=340(m/秒)×6(秒)=2040(m) よって,およそ2km。

 

4 遠くで発生したかみなりでは,稲光が見えてしばらくしてから雷鳴が聞こえる。光の速さは音の速さに比べてはるかに速いので,このように,光が見えてから音が聞こえるまでに時間がかかるという現象がおきる。

 

5 おもりの数を増やしたり減らしたりすることで,弦を引っ張る強さを変えることができる。

 

6 音の高さは,弦の振動数に関係する。弦の振動する部分の長さを長くしたり,弦の張り方を弱くしたりすると,振動数が小さくなり,音は低くなる。弦をはじく強さを変えると弦の振動の幅が変化し,強くはじくと振動の幅が大きくなるので,音が大きくなる。



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