山梨県公立高校入試問題・中2理科問題集
図1の中の身近な動物は,からだのつくりや子の生まれ方,生活のしかたなどの特徴によって,A〜Kのように分類することができる。次の1〜4の問いに答えなさい。
1 AとBは,からだをつくっている細胞の数の違いで分類したものである。Aに分類されたゾウリムシ以外の単細胞生物の名称を一つ書きなさい。
2 CとDは,からだのつくりのある特徴で分類したものである。Dの5種類の動物をその特徴から何動物というか,書きなさい。
3 図2は,ある動物Xと動物Yについて, 外界の温度と体温の関係を示したものである。次の(1),(2)の問いに答えなさい。
(1) 図2の動物Xのように,外界の温度が変わっても体温が一定に保たれる動物をまとめて何というか,書きなさい。
(2) 図1のE〜Hの中で, 体温が図2の動物Yのような変化をする動物の分類はどれか。E〜Hの中から一つ選び,その記号を書きなさい。
4 I,J,Kは,呼吸のしかたの違いで分類したものである。Jの呼吸のしかたの特徴を簡単に書きなさい。
解けましたか?それでは解答です。
1 (例)アメーバ 2 セキツイ動物 3 (1) 恒温動物 (2) G
4 (例)子はえらで,おとなになると肺と皮膚で呼吸する。
1 アメーバ,ミドリムシ,ミカヅキモなど。単細胞生物は,からだが1つの細胞でできている。Bのように,からだがたくさんの細胞でできている生物を,多細胞生物という。
2 Cは背骨をもたない無セキツイ動物のなかま,Dは背骨をもつセキツイ動物のなかまである。
3 Hは恒温動物,Gは変温動物のなかまである。恒温動物は,体温を保つためにからだの表面が毛や羽毛でおおわれている。EとFはふえ方の違いで分類したもので,Eは卵生,Fは胎生である。
4 Jの両生類は,呼吸方法の変化にともなって,生息する場所も水中から陸上へ変化する。Iはえら呼吸,Kは肺呼吸を行うなかまである。