中2理科はこれで完璧!5分で分かる解説付き問題集


栃木県公立高校入試問題・中2理科問題集

インターネットを用いて気象情報を手に入れた。図1のA,B,C,Dは,連続する四日間の

 

午前9時における気圧と前線のようすを表した図を順序を入れかえて並べたものであり,図中の数値は高気圧,低気圧の中心付近の気圧を示している。また,図2は,この四日間のうち,いずれかの日の午前9時における気象衛星の雲画像である。

 

このことについて,次の1,2,3,4の問いに答えなさい。

 

栃木県公立高校入試問題・中2理科問題集

 

1 図1のA,B,C,Dを,一日目から順に並べなさい。ただし,1日目はAである。

 

2 図1のAの前線Xが通過するときの雨の降りかたの特徴を簡潔に書きなさい。

 

栃木県公立高校入試問題・中2理科問題集

 

3 図2に対応するのは,図1のA,B,C,Dのどれか。

 

4 下の表は,この四日間の栃木県内のある地点における,午前9時の天気,気温,湿度,気圧の記録である。グラフは気温と飽和水蒸気量の関係を表している。図1のDの日の記録は,表のア,イ,ウ,エのどれか。また,このときの空気1m3中の水蒸気の質量は何gか。答えは小数第2位を四捨五入して小数第1位まで求めなさい。

 

栃木県公立高校入試問題・中2理科問題集

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解けましたか?それでは解答です。

 

1 (A→)D→C→B  2 (例)強い雨が,短い時間に降る。  3 C

 

4 Dの日の記録 ウ  水蒸気の質量 5.3(g)

 

1 日本付近では,天気は西から東へ変化するので,低気圧の動きに着目して考える。

 

2 前線Xは寒冷前線である。寒冷前線が通過すると気温が急に低くなり,にわか雨がふったり風向が北よりに変化したりする。温暖前線が近づくと弱い雨が長い時間ふり,通過後は天気が回復して気温が上がる。

 

3 東北地方の東海上に,低気圧による雲のうずの中心が見られる。

 

4 等圧線から気圧を読みとるとよい。また,Dは低気圧が最も近づき,その影響で雨がふり,気温が低かったと考えられる。それぞれの日の記録は,Aはイ,Bはエ,Cはアである。グラフより,気温3.0℃のときの飽和水蒸気量は6g/m3で,この日の湿度は88%だから,水蒸気の質量=6(g)×0.88=5.28≒5.3(g)



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