中2理科はこれで完璧!5分で分かる解説付き問題集


茨城県公立高校入試問題・中2理科問題集

酸化銀と酸化銅を用いて,次の実験1,2を行った。

 

実験1 酸化銀をかわいた試験管にとり,図1のようにし,黒っぽい色が白っぽい色になるまで,ガスバーナーで加熱した。

 

実験2 酸化銅と十分に乾燥した炭の粉(炭素)をとり,よく混合してから,図2のように試験管に入れ,ガスバーナーで加熱した。

 

茨城県公立高校入試問題・中2理科問題集

 

この実験に関して,次の(1)〜(4)の問いに答えなさい。
(1) 実験1と実験2で,試験管内に得られた物質がどちらも金属であることを確認する方法として適するものはどれか。次のア〜エの中から一つ選んで,その記号を書きなさい。
ア 水に入れて溶けるかどうかを調べる。
イ 燃焼さじにとり,ガスバーナーの炎で燃えるかどうかを調べる。
ウ 電気を通して流れるかどうかを調べる。
エ 磁石にひきつけられるかどうかを調べる。
(2) 実験1の試験管内で起こった変化を化学反応式で表すと,次のようになる。
( あ )  ,( い ) にあてはまる化学式を書きなさい。
2Ag2O  →   4 ( あ ) +(  い )
(3) 実験2で,ガスバーナーの火を消す前に,まず行わなければならない適切な操作を簡潔に書きなさい。
(4) 実験2で,酸化銅2.0gと炭0.6gを用いて反応させたら,反応後に銅1.6gが得られた。この結果から,酸化銅をつくっている銅と酸素の質量の割合を最も簡単な整数比で求めなさい。ただし,酸化銅はすべて反応して銅に変化したものとする。

 

 

 


















 

解きましたか?それでは解答です。

(1) ウ  (2) あ Ag  い O2  (3) ガラス管を石灰水から抜く。

(4) 銅:酸素=4:1

(1) 金属のもつ共通の性質は,金属光沢があること,電気や熱をよく伝えること,伸ばしたり広げたりできることなどである。

    磁石にひきつけられる金属は,鉄だけである。

(2) 反応の前後で,原子の種類,個数が等しくなるように表す。銀は,分子をつくらない。

(3) ガラス管を石灰水に入れたまま火を消すと,圧力の下がった試験管内に石灰水が流れ込み,試験管が破損する危険性がある。

(4) 2.0−1.6=0.4(g)だから,銅1.6gと酸素0.4gが化合していたことがわかる。したがって、1.6:0.4=4:1



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