5分で分かる!中2数学の解き方特集


山口県公立高校入試問題・中2数学問題集

次の例1〜例3のように,2つの2けたの正の整数について,その積が,それぞれの整数の十の位と一の位の数字を入れかえてできる2つの2けたの整数の積と等しくなるときがある。

 

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このとき,十の位の数と一の位の数について,次のようになっている。

 

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次の(1),(2)に答えなさい。

 

(1) 次のアとイにあてはまる2けたの正の整数を求めなさい。ただし,イは,アの十の位と一の位の数字を入れかえたもので,ア,イは,それぞれ41,14と異なる整数とする。

 

14×( ア )=41×( イ )

 

(2) 一の位の数字が0でない2つの2けたの正の整数について,

 

1つの整数の十の位の数をa,一の位の数をb,

 

もう1つの整数の十の位の数をc,一の位の数をdとする。

 

この2つの整数の積が,それぞれの整数の十の位と一の位の数字を入れかえてできる2つの2けたの整数の積と等しくなるとき,これを式で表すと,

 

(         )(         )=(         )(         )となる。

 

上の(   )にあてはまる2けたの整数を表す式を書き入れなさい。

 

また,この等式を変形し,aとcの積acを,b,dで表しなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解けましたか?それでは解答です。

 

(1) ア.82  イ.28

 

(2) 解 (10a+b)(10c+d)=(10b+a)(10d+c)

 

100ac+10ad+10bc+bd=100bd+10bc+10ad+ac

 

100ac+bd=100bd+ac

 

99ac=99bd

 

したがって,ac=bd

 

(1) 14の十の位の数1と,アの十の位の数の積が,14の一の位の数4とアの一の位の数との積と等しくなることから,アの十の位の数=4×(アの一の位の数)と表されるので,アの十の位の数は4の倍数である。

 

設問の条件より,十の位の数は4ではないので,十の位の数は8である。

 

よって,アの一の位の数は,8÷4=2



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