中3理科はこれで完璧!5分で分かる解説付き問題集


富山県公立高校入試問題・中3理科の問題集

富山県のある地点で平成14年2月から11月まで,ほぼ1か月おきに金星の観察を行った。図1は,肉眼で観察した日没直後の金星の位置を示したもの である。図2は,同一同倍率の望遠鏡で観察した金星の見かけの大きさと満ち欠けのようすを,肉眼で見たときの向きに直して示したものである。図3は,北極 星がある側から太陽・金星・地球を見たときの模式図で,観察期間中の地球と金星の位置が書き入れてある。あとの問いに答えなさい。

 

富山県公立高校入試問題・中3理科の問題集

 

(1) 太陽系で金星以外に内惑星と呼ばれる星は何か,その名前を書きなさい。

 

(2) 図2のように,金星の見かけの大きさが変化するのはなぜか,その理由を答えなさい。

 

(3) 図3で7月,10月の金星の位置はどこか,ア〜コの中からそれぞれ選び,記号で答えなさい。

 

(4) 11月は肉眼で金星を見ることができなかった。その理由を答えなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解けましたか?それでは解答です。

 

(1) 水星  (2) 地球と金星の距離が変化するから。(3) 7月:ウ  10月:キ

 

(4) 金星が太陽と地球の間にあるから。

 

(1) 内惑星とは地球より太陽に近い軌道を公転している惑星で,水星と金星がある。

 

(3) 金星の公転周期は7.4か月だから,1か月で約50°移動する。図2より8月の金星は左側が欠けて見える半月形だから,金星の位置は図3のエで,7月の金星の位置は約50°もどったウとなる。また,図2より10月の金星は左側が大きく欠けて見えるから,金星の位置は図3のキである。

 

(4) 11月の金星の位置は図3のケで,地球から見て太陽と同じ方向にあるため見ることはできない。



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