中3理科はこれで完璧!5分で分かる解説付き問題集


岩手県公立高校入試問題・中3理科の問題集

次の図Tは,炭素と酸素が,いろいろな物質にすがたを変えて自然界を循環し ているようすを示したものです。図中の実線の矢印は食物連鎖などによる物質の移動を,破線の矢印は気体の移動を表し,@とAはそれぞれ空気中に含まれるある気体を表しています。また,図Uは岩手県のある地点において測定された空気中の気体Aの濃度の変化を示すグラフです。これにつ いて,下の( 1 )〜( 4 )の問いに答えなさい。

 

岩手県公立高校入試問題・中3理科の問題集

 

( 1 ) 図Tの生物Bにあてはまる生物名を次のア〜エのうちから一つ選び,その記号を書きなさい。

 

ア カエル   イ バッタ   ウ トンボ   エ カマキリ       (3点)

 

( 2 ) 図Tの矢印aと矢印bについて説明している文として正しいものを次のア〜エのうちから一つ選び,その記号を書きなさい。(3点)

 

ア 矢印a,矢印bとも無機物の移動である。

 

イ 矢印a,矢印bとも有機物の移動である。

 

ウ 矢印aは無機物の移動であり,矢印bは有機物の移動である。

 

エ 矢印aは有機物の移動であり,矢印bは無機物の移動である。

 

( 3 ) 気体@を実験室で発生させる方法として正しいものを次のア〜エのうちから一つ選び,その記号を書きなさい。(3点)

 

ア 亜鉛に塩酸を加える。

 

イ 炭酸水素ナトリウムを熱する。

 

ウ 二酸化マンガンにオキシドールを加える。

 

エ 塩化アンモニウムに水酸化カルシウムを加えて熱する。

 

( 4 ) 図Uで,気体Aの濃度は1年の間で周期的に増減しています。これは生物のあるはたらきによるものです。生物のこのはたらきを表すことばと気体Aの物質名を用いて,気体Aの濃度が春から夏にかけて減少している理由を簡単に述べなさい。(5点)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解けましたか?それでは解答です。

 

(1) イ  (2) エ  (3) ウ

 

(4) (例)春から夏にかけて,光合成がさかんで,二酸化炭素が多く吸収されるから。

 

(1) 生物Bは,生産者である植物をえさとする草食動物である。

 

(2) 矢印aは,動植物のからだやふんに含まれる有機物の移動を表し,矢印bは,分解者が有機物を分解してできた無機物の移動を表している。

 

(3) 気体@は生物A〜Cが呼吸によってとり入れている酸素である。アは水素,イは二酸化炭素,エはアンモニアを発生させる方法である。

 

(4) 図Tからもわかるように,気体Aの二酸化炭素を吸収するのは,生産者である植物である。植物は,春から夏にかけての太陽から受ける光エネルギーの大きい時期に光合成を活発に行い,二酸化炭素を多く吸収する。二酸化炭素の空気中の濃度は年々増加することで地球温暖化が進み,深刻な環境問題になっている。



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