5分で分かる!一次方程式の解き方特集


一次方程式の解き方・岡山県公立高校入試問題

ある中学校の美化委員会では,花いっぱい運動を行っており,その1つとして,玄関わきにある幅9.5 m の植え込みの前に,チューリップを植えたプランターを並べる計画をしている。この学校には,図1のようなA,B2種類のプランターがある。Aの幅は65 cm,Bの幅は35 cmであり,高さと奥行きはそれぞれ同じである。

 

20人いる美化委員が,1人につきA,Bどちらか一方のプランター1個を選び,合計20個のプランターを,図2のように隣どうしの間隔をあけずに横一列に並べ,並んだプランターの全長が,植え込みの幅9.5 mに最も近くなるようにしたい。

 

そのためには,この2種類のプランターをそれぞれ何個ずつ並べればよいか。答えを求めるまでの過程も書いて答えなさい。

 

一次方程式の解き方・岡山県公立高校入試問題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解けましたか?それでは解答です。

 

Aをx個並べるとすると,Bは(20−x)個並べることになる。

 

このとき,並んだプランターの全長は,

 

65x+35(20−x)=30x+700(cm)となる。

 

全長が9.5mになる場合を考えると,30x+700=950

 

これを解くと,x=8.3…となり,xは整数だから

 

ちょうど9.5mになる場合はない。xが大きくなると,並んだプランターの全長は長くなるから,x=8

 

またはx=9の場合を調べればよい。

 

x=8のとき,全長は,30×8+700=940(cm)

 

x=9のとき,全長は,30×9+700=970(cm)

 

したがって,x=8のとき最も9.5mに近くなる。よって,Aを8個,Bを12個並べればよい。

 

(答)A 8(個),B 12(個)




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