故事成語一覧を掲示しています。辞典のように使って、勉強や受験などにお役立てください。


故事成語一覧 その3

塞翁(さいおう)が馬
【故事成語の意味】 国境の塞の近くに住む老人の飼い馬が国境を越えて隣の国に逃げたが、落胆した様子もない。やがて良馬を連れてもどってきた。人々がお祝いを言ったが喜ぱない。はたして老人の息子がその良馬から落ちて足の骨を折ってしまう。お見舞いを言っても悲しみの様子もない。そのうちに戦争が始まり若者はみな戦場にかり出され、多くは帰らなかった。しかし息子だけは足が不自由だったため無事であった。
このような故事から「人間の幸・不幸は予測できないものだということ」を言う。

 

逆鱗(げきりん)に触れる
【故事成語の意味】 竜は元来おとなしい動物で、うまく慣らせぱ人が乗ることさえできるが、そののど元に直径三十センチほどの逆さに生えた鱗があり、もし人がこれに触れると怒り狂って人を殺すという伝説から「偉い人をひどく怒らせてしまうこと」を言う。

 

出藍(しゅつらん)の誉(ほま)れ
【故事成語の意味】 「青は藍より出でて藍より青し」(青い色の染料は、藍という草からつくるが、もとの藍よりもずっと青い)という言葉から「教えを受けたものが師よりも優れること」を言う。

 

背水(はいすい)の陣
【故事成語の意味】 川を背にして陣を敷き、味方の兵に決死の覚悟をさせて勝利をおさめたという故事から「決死の覚悟で事にあたること」を言う。

 

矛盾(むじゅん)
【故事成語の意味】 楚の国に矛と盾を売るものがいた。矛をまず自慢して、どんな堅固な盾でも突き通すことができると言った。次に盾を見せて、どんな鋭い矛でも突き通せない頑丈なものだと言った。そこで客に「その矛でその盾を突いたらどうなるか。」と問われ、返事ができなかったということから「物事のつじつまが合わないこと」を言う。

 

孟母三遷(もうぽさんせん)
【故事成語の意味】 孟子の母は、墓地の近くに住んでいたとき、孟子が埋葬のまねをするので市場の近くへ引っ越した。こんどは売買のまねをするので学校の近くへ引っ越した、ということから「教育には環境が大切であることのたとえ」として用いられる。




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