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理科・地層(宮城県高校入試)

「海」に関する次の1,2の問いに答えなさい。

 

1 次の(1)〜(4)の問いについて,それぞれア〜エから正しいものを1つ選び,記号で答えなさい。

 

(1) 海岸の岩場の水たまりに足を入れたとき,浅く見えた底が思ったより深くて驚くことがあります。実際より底が浅く見えたのは,水面で起こるどのような光の現象で説明できますか。

 

ア 直進   イ 反射   ウ 屈折   エ 放射
理科・地層(宮城県高校入試)
(2) 海岸の岩についている生物を調べたら,高さに応じて帯状に分布していました。図1は,代表的な4種類の生物の分布と,海水面の位置とを模式的に表したものです。図1の分布をもとに,これらの生物と海水との関連を考えたとき,ムラサキイガイやイワフジツボについて説明したものはどれですか。

 

ア 海水に常につかっている必要がある。

 

イ 海水と関連せずに生きている。

 

ウ 海水につかることはないが,波のしぶきがかかる必要がある。

 

エ 海水に常につかってはいないが,周期的に海水につかる必要がある。

 

(3) 次にあげる金属の原子の種類のうちで,海水に最も多くとけているものはどれですか。

 

ア ナトリウム   イ アルミニウム   ウ 銅   エ 銀

 

(4) 野外観察で,ある地層からサンゴの化石を見つけたことから,この地層が海底に堆積(たいせき)したことがわかりました。この地層が堆積した当時の海について説明しているものはどれですか。

 

ア 冷たく深い海   イ 冷たく浅い海   ウ あたたかく深い海   エ あたたかく浅い海

 

2 清君たちは,自然環境について自由研究をすることになりました。研究の課題を考えていた清君は,遠浅の海岸で潮が引いたときにあらわれる干潟が,海の環境を守るはたらきをもつことを新聞で読み,次のような実験を考えました。文中の( @ ),( A )に適切な内容を書き入れなさい。

 

 

 

課   題 干潟の代表的生物であるアサリに,海水を浄(じょう)化(か)するはたらきがあるかどうか調べる。

 

実験の計画 新鮮なアサリを準備する。海水に米のとぎ汁を加え,有機物でにごった海水をつくる。その海水を2つのビーカーに同量入れて,(        @        )。

 

2つのビーカーを並べて置き,海水のにごりの程度を比較していく。

 

結果の予想 アサリに海水を浄化するはたらきがあれば,(     A     )だけが透明になるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解けましたか?それでは解答です。

 

1 (1) ウ  (2) エ  (3) ア  (4) エ

 

2 @ (例)一方のビーカーにはアサリを入れ,他方のビーカーにはアサリを入れない

 

  A (例)アサリを入れた方のビーカーの海水

 

1 (1) 光が水中から空気中に出てくるときに屈折するため。

 

(2) ムラサキイガイやイワフジツボが生息している場所は,海水につかる状態が周期的なものだから。

 

(3) 海の水には塩化ナトリウムが溶けていることからわかる。

 

(4) サンゴは,当時の環境があたたかく浅い海であることを示す示相化石である。

 

2 「海水のにごりを浄化するはたらきをアサリがもっているかどうか」を確認することが,この実験の目的である。そのために2つのビーカーにどのような違いが必要かを考えてみると,アサリの有無であることがわかる。



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