大阪府高校入試ならここ!よく分かる問題と解説付き!


理科・状態変化(大阪府高校入試)

右の図は,塩化ナトリウム,塩化カリウム,硝酸カリウムのそれぞれが水100gにとける最大の質量と水の温度との関係をグラフに表したものである。次の問いに答えなさい。

 

理科・状態変化(大阪府高校入試)

 

(1) 塩化ナトリウム,塩化カリウム,硝酸カリウムのうち,50℃の水100gにとける質量が最大のものはどれか。

 

(2) 塩化ナトリウム,塩化カリウム,硝酸カリウムをそれぞれ60℃の水100gにとかして飽和水溶液をつくった後これらの水溶液の温度を10℃に下げたとき,出てくる結晶の質量が最大になるものと最小になるものはそれぞれどの水溶液か。次から一つずつ選び,記号を書きなさい。

 

ア 塩化ナトリウム水溶液   イ 塩化カリウム水溶液

 

ウ 硝酸カリウム水溶液

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解けましたか?それでは解答です。

 

(1) 硝酸カリウム  (2) (最大のもの)ウ (最小のもの)ア

 

(1) 50℃の水100gにとける硝酸カリウムは約85g,塩化カリウムは約43g,塩化ナトリウムは約27gである。

 

(2) (60℃でとける最大の質量)−(10℃でとける最大質量)=(10℃で出てくる結晶の質量)である。飽和水溶液は,これ以上溶質をとかすことができない状態の水溶液である。なお,物質を液体にとかしたとき,とかした液体を溶媒,とけた物質を溶質,溶媒と溶質を合わせて溶液という。塩化ナトリウム水溶液の場合,塩化ナトリウムが溶質,水が溶媒である。よって,硝酸カリウム水溶液の結晶の質量は,
110−20=90(g),塩化カリウム水溶液の結晶の質量は47−30=17(g),塩化ナトリウム水溶液の結晶の質量は37−36=1(g)



このエントリーをはてなブックマークに追加