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鳥取県公立高校入試問題・中学公民問題集

次の各問いに答えなさい。

 

問1 次の会話文を読んで,(1)〜(5)に答えなさい。
先 生:日本国憲法は@国の政治のあり方の基本となるものです。どのようなことが定められていますか。

 

生 徒:国民主権や(   ),A基本的人権の尊重が定められています。

 

先 生:そうですね。それらは三つの基本原理といって日本国憲法で最も重要なものです。

 

生 徒:かつての戦争や軍国主義の反省のもとに定められているように思います。

 

先 生:そのとおり,よく学習していますね。憲法では立法,行政,司法の三権についても定められています。それぞれはどこが担当していますか。

 

生 徒:立法権は国会,行政権はB内閣,司法権は裁判所が担当しています。

 

先 生:はい,よく理解していますね。また,憲法には他に,財政やC地方自治についても定められています。

 

(1) 会話文中の(   )にあてはまる語句を答えなさい。

 

(2) 下線部@について,法律や命令などが憲法に違反するかどうか審査するのはどこか,次のア〜エから1つ選び,記号で答えなさい。

 

ア 国会    イ 内閣    ウ 裁判所    エ 国民

 

(3) 下線部Aについて,日本国憲法第25条に規定されている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を何というか,答えなさい。

 

(4) 下線部Bについて述べた文で誤っているものを,次のア〜エから1つ選び,記号で答えなさい。

 

ア 内閣総理大臣は国務大臣を任命するが,国務大臣はすべて国会議員でなければならない。

 

イ 内閣は,行政権の行使について国会に対し連帯して責任を負う。

 

ウ 内閣は,天皇の国事行為について,助言と承認を行なう。

 

エ 内閣が必要と認めたときは,臨時会(臨時国会)の召集を決定することができる。

 

(5) 下線部Cについて,右の図は知事と都道府県議会及び住民との関係をあらわしており,図中のA〜Cには,その三者のうちいずれかが入る。AはBから不信任決議を受けた場合,Bに対し,どのような対応を取ることができるか,答えなさい。
鳥取県公立高校入試問題・中学公民問題集

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解けましたか?それでは解答です。

 

問1 (1) 平和主義  (2) ウ  (3) 生存権  (4) ア

 

(5) (例) 議会を解散させることができる。

 

問1  (1) 憲法第9条で,戦争を放棄し,戦力を保持せず,交戦権を認めない,と定めてある。

 

(2) この権限を違憲立法審査権(法令審査権)という。憲法第81条に明記されている。

 

(3) 国は,この条文の主旨にそって,年金・保険制度などの充実をめざしている。

 

(4) ア 国務大臣の過半数は国会議員でなければならない。

 

(5) Aは知事,Bは都道府県議会,Cは住民をあらわしている。不信任決議を受けた場合,知事は10日以内に議会を解散することができる。解散しないときは失職する。



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